サンタさんのトナカイは何頭?童謡「赤鼻のトナカイ」の日本語と英語の歌詞を比較してみた!

2022年も残すところあとわずかですね!

12月と言えばクリスマス。

当ブログでは、毎年12月にクリスマスソングについての話を書いていきます。

(少なくとも話題が尽きない限りは)

今回は「赤鼻のトナカイ」の歌詞を日本語と英語で比較してみました。

初めて知ることがたくさんあったので、ご紹介いたします。

はじめに

さて、いきなりですがここで問題です。

サンタさんのトナカイは全部で何頭いるでしょう?

この問題、大半の日本人は答えられません。

だって誰も教えてくれないから!

世に出回っているイラストなどでも1~3頭ぐらいのものをよく見かけますよね。

実はそんな少なくないんです!

では、「赤鼻のトナカイ」の歌詞を日本語と英語で比較して、答えを探していきましょう。

「赤鼻のトナカイ」- 日本語の歌詞

まずは、みんなが知っている日本語の「赤鼻のトナカイ」の歌詞を改めて見てみましょう。

真っ赤なお鼻の
トナカイさんは
いつもみんなの
笑い者
でもその年の
クリスマスの日
サンタのおじさんは
言いました

「暗い夜道は
 ピカピカの
 お前の鼻が
 役に立つのさ」

いつも泣いてた
トナカイさんは
「今宵こそは」と
喜びました

「赤鼻のトナカイ」- 英語の歌詞

では、次に英語の歌詞を見ていきましょう。

You know Dasher and Dancer and Prancer and Vixen,
Comet and Cupid and Donner and Blitzen,
But do you recall,
The most famous reindeer of all?

Rudolph the Red-Nosed reindeer,
Had a very shiny nose,
And if you ever saw it,
You would even say it glows.
All of the other reindeer,
Used to laugh and call him names,
They never let poor Rudolph,
Join in any reindeer games.

Then one foggy Christmas Eve,
Santa came to say:
"Rudolph with your nose so bright,
Won't you guide my sleigh tonight?"

Then how the reindeer loved him,
As they shouted out with glee:
"Rudolph the Red-Nosed Reindeer,
You'll go down in history."

以下は日本語訳です。

ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、
コメット、キューピッド、ドナー、ブリッツェンを知っているだろう?
でも中でも1番有名なトナカイは誰かな?

「赤鼻のトナカイ」は
とっても光る鼻を持っていたんだ
君はそれを見ると
「本当だ、光ってる!」と言うだろうね
他のトナカイたちは
笑いながら名前を呼んでいたんだ
可哀想なルドルフは
トナカイたちの輪の中に入れてもらえなかったのさ

ある霧が立ち込めたクリスマスの夜、
サンタさんはこう言いました
「ルドルフのその明るい鼻で
 わしのそりを引いてくれないか?」

ルドルフはどんなに愛されただろうか
他のトナカイたちは歓声を上げたのさ
「『赤鼻のトナカイ』は
 歴史に残るトナカイだ」とね

日本語と英語の歌詞を比較して分かったこと

え、待って。

「まっか~なおっはっなっの~」から始まらないんかい!

そうなんですよ。

日本語の歌詞には存在しないパートがあるんです。

実はサンタさんのトナカイは9頭いて、しかもみんな名前が付いているんです!

多いな。

「赤鼻のトナカイ」の名前がルドルフというのは、もしかしたらご存知の方もいるかも?

でもルドルフ以外にあと8頭いて、その子たちにもちゃんと名前が付いていることはあまり知られていませんよね。

世界中の子供たちのプレゼントが入った袋と、サンタさんを乗せたそりを引っ張るわけですから。

そりゃあ1~3頭で引っ張ってもらうなんて拷問でしょ。

世界中の動物保護団体からクレームが殺到しますね。

(9頭でも少ない気がするけど……)

日本語の歌詞だと、人間に笑われているような歌詞の意味に聞こえますが、英語だと人間ではなくトナカイたちの間で笑われているという意味に聞こえますね。

人間社会と同じで、周りと違う子は仲間外れになってしまう。

サンタさんも、ルドルフだけが仲間外れになっていることに頭を抱えていたのではないでしょうか。

ルドルフの輝かしい功績のおかげで、周りのトナカイたちが「君は歴史に残るトナカイだ!」と誰一人妬むことなく賞賛するところが平和でいいですね。

「赤鼻のトナカイ」の訳詞について

この歌は1959年に新田宣夫が翻訳し、日本に広めました。

戦後に広まった曲なんですね。

トナカイに名前が付いていること以外は、日本語も英語もそんなに大きな差がありません。

スマホや翻訳機がない時代に、本来の歌詞にここまで忠実に日本語訳できるという技術には驚かされますね。

昨年は勤めていた会社のブログで、「ジングル・ベル」についてご紹介しました。

この曲は歌詞の内容が全く異なるものでした。

クリスマスソングは、日本語と英語でこれぐらい変わってくるものなのかと思っていたのですが、案外そうとも限らないようです。

むしろ「ジングル・ベル」が特殊だったのかもしれませんね。

「ジングル・ベル」についての記事はコチラです。

https://atm.gr.jp/blog/genbajoshi1go-blog1/

おわりに

今回は「赤鼻のトナカイ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

日本語と英語の歌詞で比較してみると、新しい発見があって面白いですよね。

来年もまた別のクリスマスソングをご紹介いたします。

Merry Christmas!

よいお年を。

今回参考にした動画はコチラです。

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